今回はcacheヘルパー関数について調べました。
Laravelではキャッシュ機能が提供されており、保存先はconfig/cache.phpで設定することができます。
Memcached、Redis、データベース、ファイルなどいくつかの保存先が用意されていますが、すべて同じインターフェースで操作することができ、それを操作する手段のひとつを提供しているのがcacheヘルパー関数です。
できることはキャッシュにキー・値を設定すること、設定した値を取得することです。
それぞれみていきます。
なお、ヘルパー関数でできることは限られており、細かい操作を行いたい場合はCacheファサードを利用することになります。
キャッシュに値を設定
キーと値を配列で設定します。
また、キャッシュ有効期限を分で指定します。
// $minutes分有効なキャッシュを生成
cache(['key' => 'value'], $minutes);
$minutesのところは未来の日付を設定することもできます。
有効期限は必ず設定する必要があります。
// 10秒間有効なキャッシュを生成
cache(['key' => 'value'], now()->addSeconds(10));
キーを指定してキャッシュから値を取得
指定したキーに対応する値を取得します。
// 指定したキーの値を取得
echo cache('key');
キャッシュの簡単な設定・取得はcacheヘルパー関数で簡単にできますが、セッションと同じようにキーが存在するかどうか、キャッシュクリアなどはCacheファサードを利用して実現しますので、ヘルパー関数は設定・取得をするための簡易的な関数ということになります。